昼前、しじみ亭奈良屋さんの千加子さん、成田さんと三人で
太宰治の生家「斜陽館」のある金木町へ行った。
この町には太宰治の文学碑や津軽三味線発祥の地の碑、吉幾三の歌碑等があり、
この季節は桜が咲き誇る芦野公園がある。
太宰治の文学碑に向かって歩いていると突然、
走れメロスという文字を前にした列車が踏切に近づいてきた。


公園の中にある「芦野公園駅」に「走れメロス」は停まり乗客達が乗り降りしていた。
公園内の桜はまだ完全に咲いていない。
どうも元気のない桜に見えた。噂によると寒い天気の上、
鳥に蕾みを食べられてしまったとか。
以前この公園に来たときは列車の上まで
桜が覆いかぶさっていたような記憶があるが今日はそれとは違う。
しかし、この光景はなんか文学的な感じがして良い。

明日から桜まつりが始まるらしい。
露店がたくさん並び始めていた。
一昨日は雪降る程の寒さだったそうだけど今日はいい天気だ。
公園を訪れる人たちも増えていた。
露店といえば山形の日本三大植木市の一つ『薬師祭植木市』が来月8日に始まる。
たくさんの露店と植木商が並び、たくさんの人の出で賑わうが
当事務所の前の道路は三日間通行止めになる。
遠くの指定駐車場に車を停める事になるので不便な三日間を毎年覚悟しなければならない。
でも楽しみなお祭りである。これが終わらないと初夏が始まらない。
文学碑周辺をぶらぶらしてから公園内の遊歩道を駅に戻ってきた。

ここは津軽鉄道「芦野公園駅」。

ホームのおしゃれな駅名板。手書き文字とは珍しい。

駅の隣に「駅舎」という軽食喫茶のお店があった。
この建物は現在の駅舎の前に使われていたものだそうだ。
レトルトな感じが桜の花にとても似合っている。
店頭のポップにある「馬まん」という不思議なメニューに好奇心がわき、
ここでお茶にすることにした。

店内には切符売り場が残されている。


太宰治の匂いがする店内だ。
お目当ての「馬まん味噌味高菜入り」と「馬まん醤油味ネマガリ筍入り」
そして珈琲を注文。


これはうまい!
蒸籠でほっかほっかにむされたいわゆる肉まんなのだがその肉が馬肉なのだ。
味噌味の高菜入りは抜群の旨さだ。これはイケル。皮も良い。
一個250円だけど価格以上の感動だ。
一日15個の限定販売。
今年は太宰治生誕100年の年とのことで
店内はもちろん町中ポスターが目につく。
「駅舎」から「斜陽館」と金木町観光物産館「マディニー」に向かった。

「斜陽館」にはたくさんの観光客が訪れており
斜陽館の向かいにある「マディニー」の店内は
太宰治生誕100年の記念商品に溢れていた。

金木町でお二人と別れ一路山形へ。
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