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小さくても愛される店でありたい

**3月からブログを休んでいました。FBにばかりいってましたが再開しようと思います。皆様、これからもよろしくお願いします。***

 文翔館の東側角に小さなお弁当 屋さんがある。いや、あったというのが本当だろう。昨日、文翔館にKSフォトクラブ写真展を見にいった帰りにそのお弁当屋の前を通りかかったら閉店のお知らせの張り紙があった。この店の隣には全国チェーンの弁当店がある。それにも負けず数年間は営業していたのだが、やはり閉店になったかと思いながらその文面を見た。

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    が、そこには店主逝去のためとあった。そういえばこの店を通りかかる度、よく客が入っていたのを覚えている。隣があるにも関わらずここの店はしっかりと客に愛されていたんだと感じていた。張り紙の前で〝お疲れさまでした!〟と頭を下げた。

 それだけではない。その張り紙の左にもう一枚の張り紙があった。そこには

〝いずこの人かは わからねど 君がこころね 忘れまじ〟と詠まれていた。

そして〝72217時花束とメッセージ確かに受けとりました。ありがとうございました。〟と続いていた。それを見た瞬間、胸が熱くなってきた。

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 おそらく店主が病気に倒れ、休業しているとき客の1人が花束とメッセージを店頭にそえた事への家族からのお礼文なのだろう。閉店のお知らせとこの文の日付からしてきっと長く病に倒れ休業していたに違いない。

 間違いなく素晴らしい店、そして店主だったのだろう。客にこんなに愛されていたなんて。それにもましてその家族はなんと暖かい心を持っているのだろうか。
いや、もしかして本人書いたお礼文かも知れないがいずれにしても紙を貼ったのは家族であろう。

 私は残念ながらこの店で弁当を買ったことがなかった。一度でいいから店主からありがとう、そして私からもありがとうと声を掛け合ってみたかったものである。

 店は大きさではない、どんなに小さくても一人ひとりに客に愛される店でありたい。

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